本質の追究は成功でも
先日書いた『坂の上の雲』に関連した、議論についてもう少し考えて見た。
小説家が教育に関与することの是非: 勉強の方法補充 (cocolog-nifty.com)
先日書いたが、秋山騎兵隊の勝因は
「馬の機動力と運搬力を活かし、重機関銃や鉄条網・土木の道具等を運び、
野戦築城を行うことでコザック騎兵を止めた」
点にある。もう一歩踏み込めば
「騎兵の本質を知り、必要な物を調達する力のある指揮官を得た」
ことが大きい。
このように本質をきちんと考えると、次に繋ぐことができるようになる。
しかし、
「XXの英雄的な行動で勝った」
等の
「神がかりな話」
や
「個人の頑張り依存」
では、次につなげることができなくなってしまう。
失敗したときには、本質を追究することが重要である。これは、多くの人が認識している。しかし、
「成功した場合にも真因を追求しておくべき」
を皆が考えるべきである。
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