手洗いうがいの原点
コロナやインフルエンザの流行時には
「手洗いうがいの徹底」
が推奨される。さて、この手洗いはいつ頃方定着したのだろう。
19世紀に最初に手洗いを提唱した医師 上流階級に理解されず精神病に - ライブドアニュース (livedoor.com)
上記HPの情報では19世紀になっている。
しかし日本の神話を見れば、伊弉諾尊が汚れを祓う行為が、既に手洗いうがいになっている。その後神社の参拝時の作法としての手水等で定着している。もっともこれを言うと、
「ユダヤ教やキリスト教の洗礼がある」
と言う反論があるかも知れない。しかし、私達のように、大衆にまで『手洗いうがい』が普及しているのは、日本の神様との付き合い方によると思う。
ただし、この問題を日本の風土で考えると、
「水に恵まれた日本だからできた」
と言う発想はある。多くの発展途上国は、
「水を手に入れるために大変な努力」
をしている。また私も阪神大震災の時に、水道が止まり
「手洗いなどは贅沢」
と言う体験もしている。
このように考えると、比較的水に恵まれた、日本の風土が
「参拝時の手水」
等を可能にしたと思う。これが現在のコロナ対策にも役立っている。
なお、19世紀のセンメルヴェイス・イグナーツの業績は、細菌学につながっている。このような理論的基礎とその後の展開も考えないと行けない。
« 全能の神と進化する神 | トップページ | 絶対的な『善』とは? »
コメント