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2021年2月28日 (日)

格差は乗り越えたが・・・

 東洋経済オンラインに「東大生の中の格差」の記事があった。

貧乏東大生が見た「金持ち東大生」との残酷格差 | リーダーシップ・教養・資格・スキル | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準 (toyokeizai.net)

 私は、東大生では無い(私の年は東大入試は無かった!)が、旧帝大で、ここに書いている様な状況は、経験している。まず経済面では、生活水準の違いを経験し他。例えば学食の安いどんぶりに対して

「お前が上手そうに食べているのを見て、一度食ったがこんなにまずいとは思わなかった」

と同級生に言われた。彼らは、生協のグリルでランチを食べていた。私にとっては、昼食を百円以下で抑えること外気のこりの手段であった。

 さらに、学問の世界でも、何人かの学生は、数式の展開を当然としてみている。私はその関係を理解しようとするが、ついて行けない。一方、参考書も効果で手が出ない。一般力学の講義は、ランダウの教科書が種本とはわかっているが、翻訳された本は高くて買えない。そこで、ロシア語の原本なら安く手に入るので、それを買って勉強したが、理解は難しかった。

 さて、私は親と姉に無理を言って、何とか修士課程まで終了し、その後メーカーに就職した。

 メーカー就職後も、勉強は続けた。特に、自分の金で好きな本が買えたことがうれしかった。

 こうして、基本となる本を色々と読んでいく内に、数学の本質などが見えてきた。なお時代の助けとして、ちくまの学芸文庫に、多くの古典的な教科書が翻訳された事も大きい。前に書いた、ランダウの物理学教科書も、ちくま学芸文庫から出ている。こうして、ランダウの物理学と、ファインマンの物理の教科書の両方を読むと、物理学という物が何となくわかってくる。

 このような経験から、登用経済の『残酷格差』は、少なくとも学問理解の上では乗り越えたと思う。

 しかし、そのために就職後の数十年を費やしたことも事実である。

 この体験から、

「格差は乗り越えられる」

と言い切って、多くの人に強制するのは善いのだろうか?可能性があるが、実行は難しい。

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