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2021年2月23日 (火)

スマホ脳と記憶に関しての議論

 先日、「スマホ能」に関して少し書いたが、その後気になって、今話題の新潮新書「スマホ脳」アンデシュ・ハンセン著、久山葉子訳を読んでみた。

 精神科医が書いただけあって、体内の化学物質の働きなどもよくわかる。

 さて、この本の後ろの方に、

スマホに依存するために発生する記憶力低下

と言う指摘があった。このブログは、「勉強の方法」と問題を取り上げているので、この問題はきちんと向き合う必要があると思う。

 まず議論したいことは、

記憶力の低下と言うことが本当に悪いことか?

これは、人類の歴史を見れば

文字なし暗記の世界 -> 文字の出現 -> 紙への記述 -> 安価な紙の大衆への普及

と言う風に、暗記力依存から外部記憶である書き物への移行が、大きな流れになっている。ノートに記述することができる。その結果、記憶の負荷から解放される。これは、創造的思考を働かせるためには、有効な手段である。

 従って、一旦スマホなどの電子的手段に、思いつきなどを保存しておいたり、参考になると思ったことを、リンクだけお気に入りで保存したりすることは、積極的な面も評価すべきだと思う。

 私の体験でも、色々と思いついたことを、このブログに書くことで、電子的に保存できるので、ノート保存の本棚があいて助かっている。しかも、検索機能が充実しているから、色々と引き出すこともできる。

 このような、知的生産の補助という側面を考えて

スマホ脳を上手く育てる

発想が必要である。

 古事記や日本書紀を書き写した時に、記憶の達人に依存した伝承から解放された。このような進化を受け入れて私達は育ってきた。

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