命令の下し方
このブログの中で、アクセス件数の多いのが、管理職に関する項目である。管理職の業務の中で、大事なことは、部下に対して命令を下すことである。しかし、これが上手な人は少ない。そこで、極端な話しとして、軍隊組織の命令について書いてみたい。軍隊の命令は、ある意味議論のない一方通行に見えるが、結構よい点もある。
まず軍隊の意思決定では、合議と言うことはない。意見具申はあっても、決定者は指揮官である。一方、命令の原則は以下のとおりである。
- 指揮官が実行できないことは言わない。(計画できないことは計画しない)
- 形容詞・副詞は使わない。(速やかに~~などは使わない)
- 背景となる状況認識を伝える。
- 後の命令は、前の命令を自動的に取り消す。
この原則は、会社の仕事でも使えると思う。また、現場と中央のギャップに関しても、上記3.が大きな意味を持っている。命令には、背景となる状況認識をきちんと説明しなければならない。そして、現場の指揮者は、命令に関連した状況認識と異なった状況になれば、可能ならば上位指揮官の指示を仰ぐが、連絡の取れない場合には、独自の判断で行動する。そのように、上位者の命令がない場合の決定権を決めるために、軍隊の階級はある。階級上位者が、自動的に指揮権を継承する。
なお、命令を受領した部下は、きちんと指揮官と取引をしないといけない。つまり、自分の保有する戦力で、決められた時間・空間において、任務を果たせるかどうかである、状況によっては、戦力の増援を求めなければならない。このような取引が出来ない部下を使ってはいけない。
これらの話しは、現在の会社組織でも十分使えると思う。
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戦術と指揮―命令の与え方・集団の動かし方 (PHP文庫)
著者:松村 劭 |









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