「わきまえない女性」に助けられる話
少し古くなったが、森元総理の「わきまえない女」発言について、思いついたことがるので書いておく。
私は昨年、ある難病で入院した。その病院で、色々な診察と治療を受けたが、そこで多くの女性医師に助けていただいた。彼女達に共通する点は
「患者のことを第一に考え他の医師の了解へも踏み込む」
点である。私の主治医は、男性であったが、その科にいたA女医も、私の症状について色々とケアをして下さった。特に
「メンタル面のサポートまで踏み込む」
姿勢を感じた。これは、普通の医師なら
「看護師に任せる領域」
ではないかと思う。また、別の科のB先生は、私の飲んでいる薬の副作用などにも、ある程度踏み込んで説明してくださったし、私がそれまで治療を受けていた地域の医者の治療に関して、少し不安を抱いていると感じたら
「この件は、こちらで見つけた症状なので私が継続してみます」
と安心させてくださった。
なおA女医は、私が入院中に同室の患者がベッドから落ちた時
「念のため頭のCTを取りました。脳の専門家に見てもらいますが、
私も画像を見たところ大丈夫と思います」
と主治医として、患者の全体的な面倒を見る姿勢が強くでていた。
これが、「立場をわきまえる」人たちなら、
「専門以外には口出さない」
「同業の医者のことは悪く言わない」
と言う対応を取るだろう。
しかし、「わきまえない女性」はそこを踏み越えて、
「患者のために」
自然に行動している。ありがたいことである。
なお、彼女たちは、現在より厳しい状況で、医学の道に進んだのだろう。それだけの力に裏打ちされた行動ではと思う。
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